日中改善波高い 尖閣問題後、閣僚交流無し

 昨年9月の沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件以降、国際会議を除けば日中両国間の首相や閣僚の相手国への訪問は中断しています。日本側は菅直人首相らの早期訪中を模索していますが、中国側から明確な反応はありません。東シナ海のガス田「白樺(しらかば)」(中国名・春暁(しゅんぎょう))の共同開発に向けた条約締結交渉の再開問題が壁となっています。昨年11月の首脳会談で戦略的互恵関係の重要性を確認したが、このままでは問題が長期化する恐れがあるのではないでしょうか?